エアコンはいまや生活に欠かせない家電となってきております。
使われているうちに「エアコンの調子が最近悪いな」「電気代が急に高くなった」とエアコンの不調などを感じ始めて、買い替えをご検討している方もいるのではないでしょうか。
しかし、まだ使えるエアコンを買い替えてしまうのはもったいないと考える方も少なくないはずです。
エアコンの買い替えは、多くの方がタイミングを迷う家電です。
適切なタイミングを逃すと、効率が悪いまま使い続け余計な費用がかかることも。
そこで今回は、エアコンの買い替え時期を見極めるためのサインや、ベストな購入タイミングを詳しく説明します!
1 エアコンの買い替えが必要なサイン
冷暖房の効きが悪い(冷えや暖まりを感じづらくなった)
いつも通り運転していても室温が全く変わらない、明らかに効きが悪い時などはエアコンの寿命が近づいている可能性が高いです。
汚れが原因であれば、エアコンのフィルターを掃除することで改善する可能性があります。
まずはフィルターを確認し、汚れているようであれば取扱説明書を参考にしながらお手入れしてみることをおすすめします。
しかし、清掃しても改善しないようであれば、冷媒ガス量の低下やコンプレッサーなどの温度調整に関わる重要な部品が故障してしまった可能性があります。修理することもできますが、修理費用が高くなりがちですので、長年使ったエアコンであれば買い替えを検討することをおすすめします。
室外機から変な異音がする
室外機は負荷がかかりやすい機器です。室内機より室外機の方が故障しやすい傾向があります。室外機には冷媒ガスを圧縮するためのコンプレッサーが内蔵されています。
コンプレッサーが圧力をかける際にガラガラという音が発生すると、寿命が近づいている可能性が疑えます。買い替えを検討するサインとして知っておきましょう。
エアコンから嫌な臭いがする
エアコンの風に乗って嫌な臭いがする場合は、フィルターが汚れていたり本体内部にカビが発生していたりする可能性があります。室内機は部屋の中で空気を吸いこみますが、その際にほこりや汚れまで吸い込みます。吸い込まれたほこりや汚れは、エアコン内部で生じる結露と結合し、カビが発生します。
まずはフィルターを確認し、汚れているようであれば取扱説明書を参考にしながらお手入れをして改善されるケースもありますが、掃除しても臭うのであれば、フィルターの奥にあるファンや熱交換器までカビで浸食されている可能性があります。
クリーニングしても臭う場合は、エアコンの寿命と考えてよいでしょう。
操作できない
エアコンが操作を受け付けなくなったときは、リモコンか本体のどちらかが不具合を起こしている可能性が高いです。
主に多いのがリモコンの電池切れなので、まずは電池を交換して正常に動作するか様子を見てみましょう。
もしリモコンは正常なのに操作できない場合は、本体が故障している可能性があります。
エアコンには本体の側面に運転スイッチが搭載されているので、これを押して動くか確認してみましょう。何をしても動かない場合はエアコンが寿命を迎えてしまった可能性が高いので、修理や買い替えを検討した方がよいでしょう。
2 エアコンの寿命について
エアコンの平均寿命は10~15年
エアコンの寿命はメーカーや機種、使用状況などで異なってくるため一概には言えないのですが、10年を過ぎたあたりから買い替える方が多くなる傾向があります。
寿命を超えたエアコンの問題点
寿命のサインを知らずに使い続けていくと、故障のリスクが高まり修理費用がかさむ場合があります。また、古いエアコンは最新の省エネ基準を満たしていないため、電気代が無駄に高くなることも考えられます。
こうしたことを防ぐためにも、はじめに紹介した寿命のサインを知っておくことがポイントとなります。
3 修理と買い替えどっちがいいの?
修理と買い替えで迷う方もいらっしゃると思います。そんなときは『保証期間』と『買ってからの年数』で判断してみる方法もあります。エアコンが保証期間内に自然故障した場合は、メーカーに依頼すると無償で修理を受けることが出来ます。その一方で長年使ったエアコンが故障した場合は、修理したとしてもまたすぐ別の箇所が壊れてしまう可能性もあるため、新品に買い替えてしまうのがおすすめです。
4 エアコン買い替えのメリット
・電気代節約
最新機種では、10年ほど前のエアコンと比べて省エネ性能がアップしています。買い替え費用がかかってもランニングコストが抑えられるため、早めに買い替えた方が節約につながる可能性もあります。
・快適性の向上
機能も年々進化しており、快適性や使いやすさがアップする機種も増えてきています。
メーカーによって様々ですが、最新モデルでは温度や湿度の精密な管理が可能なものや冷暖房しながら換気のできるエアコンも登場しています。
Wi-Fi対応や空気清浄機能など、最新の機種ならではの便利な機能が利用できる点も買い替えのメリットです。
5 エアコン買い替え時のポイント
・部屋の広さや使い方に合ったエアコンを選ぶ
適用畳数とういう言葉を目にしたことがある方も多いと思います。適用畳数とはそのエアコンがどれくらいの広さのお部屋に冷暖房を効かせられるのかを表したものです。
「主に〇畳用」や「〇畳~〇畳」と表記されているので、設置したいお部屋の広さに合わせて選んでみましょう。
ですが、実際にエアコンをつけたい部屋が何畳なのか、自分ではわからない方も多いと思います。そんな時は弊社エアコンのプロがお伺いし、アドバイスいたしますのでお気軽にご相談下さい!
・内部洗浄機能搭載
エアコンの機能として、内部洗浄機能が搭載されていればエアコン内部のフィルターや熱交換器などの部品を、使うたび自動でお掃除してくれます。
自分でお手入れする手間を減らして、清潔な状態でエアコンを使うことができることは買い替え時に選ぶメリットといえるでしょう。
・省エネ性能(APF値)が高いモデル
最近は電気代もどんどん値上がりしています。「なるべくエアコンの電気代を抑えたいな…」と思う方も少なくないと思います。そんなときは省エネ機能の有無も選ぶ際のポイントとなります。APF値が高いモデルは、年間を通じて電気代が節約になります。
また、メーカーによっては「部屋から人がいなくなると自動で節電モードに切り替える」ものや「人の体感温度を検知して最適な運転モードに切り替える」ものなどさまざまあります。
エアコンにおまかせで快適な温度を保ちつつ、電気代も節約しやすくなるのでエアコンを選ぶ際にはチェックしてみるといいでしょう。
6 エアコン買い替えのタイミング
秋~春が狙い目
エアコンの取り付け工事が最も多い季節は夏です。冷房を使用する時期になってはじめてエアコンの不調に気づき買い替える方が多いためです。
しかし、夏場は工事が混み合い、取り付けまでに時間がかかってしまう場合もあります。
暑い室内で我慢して過ごすことになると、不快なだけでなく熱中症のリスクも高まります。
スムーズに買い替え・工事を行うためにも秋から春にかけて、ぜひ早めの買い替えを検討してみてください。
7 エアコンの買い替え時の注意点
・古いエアコンの廃棄方法
実はエアコンは粗大ごみとして捨てることはできません。
※『家電リサイクル法』に基づき正しく処分する必要があります。
また処分方法によっても異なりますが、エアコンを捨てる際には『リサイクル料金』
と『収集運搬費』を払う必要があります。
※家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)とは、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目をリサイクルすることで、ゴミを減らしつつ資源を有効利用するために作られた法律です。
主な処分方法として、工事依頼店に工事と一緒に処分も依頼する方が多くみられます。
取外しから回収まで行うので簡単にエアコンを処分できることがメリットとしてあげられます。
※その際は『リサイクル料金』と『収集運搬費』の支払いが必要となります。 リサイクル券の準備は工事依頼店側が行うので自分で手続きする必要はありません
また、別の処分方法としてご自身で指定引取場所に持ち込む方法もあります。
この場合、自分で運ぶ分収集運搬費を節約できるメリットがありますが、基本的にエアコンの取り外しは専門業者に依頼する必要があるほか、重い本体を運ばなければいけないため手間がかかることがデメリットです。
そして、この場合もリサイクル料金を支払う必要がありますが、工事依頼店に依頼するときとは異なり、あらかじめ自分でリサイクル券を用意しておく必要があります。
郵便局で手に入れることができるので、ご自身で持ち込みを考えている方は忘れずに手続きしておくようにしましょう。
8 まとめ:エアコンの買い替え時期を見極めて快適な生活を手に入れよう
以上、簡単にですがエアコンの寿命、買い替え時期などをご紹介しました。
お持ちのエアコンが寿命を迎えていないことを知り安心できた方や、寿命の兆候に心当たりがあった方もいたかもしれません。
エアコンが活躍するシーズンに入る前に動作確認をして、正常に動くか寿命の兆候はないか確認しておくとよいでしょう。
エアコンの買い替えをご検討の際は、ぜひご紹介したポイントを参考にお選びください。
「エアコンを買い替えたいけど、どんな業者に頼めばいいの?」と迷ったときは、弊社富山エアコンセンターまでお気軽にご相談下さい。
豊富な知識を持つ専門スタッフが、お客様のご要望に沿ったエアコンをご提案させていただきます。
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